活動報告

2006-2007夏期YE派遣

2006-2007夏期YE派遣生 帰国レポート
アメリカ・MD4
デンマーク



派遣国:アメリカ・MD4
■派遣国:アメリカ・MD4

 まず、ブラジル人とヨーロッパ各地からの”ヨーロピアン”、そして日本人29名の総勢63人のキャンプがありました。キャンプでは班に分かれて、バレーボールや綱引きをしたり、カヌーやロッククライミングに挑戦したり、ハイキングやユニバーサルスタジオに行ったりと充実の1週間でした。
 5日目のculture exchangeでは、日本についてプレゼンをしました。日本人は数だけでは負けませんが、英語力ではヨーロピアンに劣ってしまうので、いろいろ考えました。フリータイムなのに食堂に集まってミーティング、我ながら「日本人だな~」と思ってしまいました。まず、浴衣や甚平を着て発表することにしました。結果、フラッシュの嵐でモデル気分、さすがおシャレなヨーロピアン、浴衣さえも着こなしていました。日本人顔負けでした。また日本の文化として、書道の実演をしました。名前をカタカナや当て字で書いてあげたところ、とても喜んでもらえました。最後に日本の味として、そうめん・せんべい・みそ汁の試食をしてもらいました。そうめんは特に好評で完売でした。発表終了後のスタンディングオベーションには涙しそうでした。

 キャンプが終わり、Actonという”茶色の”山に囲まれた、LAの中心から車で1時間弱の田舎町のGarwacki家にステイしました。初めての乗馬で筋肉痛になったり、ディズニーランド&カリフォルニアアドベンチャーに行ったり、アートキャンプで小学生に折り紙を教えたり、ハリウッドやビバリーヒルズに行ったり、サンタモニカのビーチで泳いだり、とガイドブックに載っている観光地を回り尽くしました。パパが弁護士ということもあり、お願いして裁判の傍聴にも行ったのもいい経験になりました。
 最初は”アメリカンサイズ”の食べ物を前にルームメイトと驚きの連続でしたが、最後には”持ち帰る”という文化を学びました。

 2ndホストは、カリフォルニア州の州都であるサクラメントの郊外に住むDuldulao家でした。Actonでの隔離生活とは異なり、プールパーティで『SUKIYAKI』を歌ったり、カリフォルニアのState Fairに行ったり、例会を兼ねたプールパーティでお茶会(茶事)をしたり、DISCOVERY KINGDOMという遊園地で絶叫したり、我が家でBBQパーティをしたりと、他のYE生と過ごす機会が多くありました。
 他にも、次女のフランセス(18)と買い物に行って”COACH”の安さに驚き(思わず購入)、映画を見に行ったり、ロッククライミングをしたり、長女のレスリー(21)に会いにSanta Cruzに行ったり、パパとアーノルド・シュワルツェネッガー州知事に会いに行ったり(残念ながら会えず)、大好きなハードロックカフェに2日連続で行ったり、家族でサンフランシスコに行って、名物のクラムチャウダーを炎天下で食べ、ゴールデンブリッジをサンルーフ開けて渡り、世界一曲がりくねった坂を下り、チャイナタウンで間違った日本語のメニューに大爆笑、と楽しい2週間でした。

 今になって思い返せば、あっという間の5週間でした。21年間の人生で最も充実した、と言えるほど楽しい夏を過ごすことができました。その証拠が1500枚(!!)もの写真です。このような素敵な思い出を作ることができたのは、ホストファミリーはもちろん、現地のLCの皆様や派遣してくださっ名古屋城東LCの方々のおかげです。本当にありがとうございました。
 最後に、リーダーとして、最年長として、至らない点は多々あったかと思いますが、32人が無事に”笑顔で”帰国できたこと、それがこの旅一番の喜びです。”リーダー”と慕ってくれた可愛い高校生、そしてフォローしてくれた大学生にも心から感謝しています。この場を借りて、ありがとう。

水野 久美
派遣国:アメリカ・MD4

■派遣国:デンマーク

 私は21日間、デンマークのbillundから車で30分のBredebroという人口3,680人ほどの農村にある農家の家庭にステイさせていただいた。最初は蚊や蝿の量や騒音に悩まされたり、食生活の違いに悩まされたり、英語が話せる人が少なかったので、少し寂しい思いをしたりはしたが、刺激的で、楽しい生活を送ることができた。

 デンマークでは、乗馬、クレー射撃、コペンハーゲン旅行、レゴランド、教会や町めぐり、パーティ、海水浴、農業体験(牛と豚)等あらゆることを経験させていただいた。これらの経験や、デンマークの可愛らしく心温まる町並みの中で、愉快な現地の人と共に日常生活を送ることは、私にとって大変刺激的で貴重な体験だった。
 今回、私にとって最も嬉しかった事は、「現地の方々と出会い、一緒に行動し、会話とした」事だ。大変ユーモアのある、私の大好きなホストマザーは、毎日熱心にデンマークの文化をたくさん教えてくれた。

★デンマークの人は冗談がお好き:会話の80%が冗談のやりとりで、みんな腹抱え涙流して、よく笑う。(性に開放的な国なので下ネタも多いが)また、大人の方が良い意味で羽目を外す人が多いと感じた。(お酒で酔っ払って机の上で、夫婦でダンスをする等)。いつまでも無邪気な子どもになれる大人はカッコイイ!!
★デンマークの人は、結婚前に何かおかしなことをやらかす:お揃いの豚の着ぐるみを着た、いい年こいた男前の男の7人グループが平然たる顔つきで、買い物をしているのを目撃した。ホストマザーが、彼らは”結婚前の人”よ、と言っていた、街ゆく人も思わず笑ってしまう、微笑ましい光景だった。街全体が明るくなるような素敵な文化だ。
★”0”party:10,20,30と、後ろに”0”がつく年齢の時には大規模な誕生会をする、そこでは多くの人が必ず招待客全員を笑わせるようなネタを用意してくるらしい。(ex「ストリッパーを呼んだから」と言っておきながら、実は女のストリッパーのフリをした男だった、等)もちろん、partyの主役を喜ばすため、主役の歌を作って歌ったりもする。話を聞いているだけで大きな笑い声が聞こえてきそうな素敵な文化だ。

 デンマークの人のように、”笑”や”たくさんの人を喜ばせること”を心から大切にしている文化は素敵だった。帰国後も、彼らの笑顔や笑い声が一番よく思い出す。彼らは、心も生活も精神も、豊かだった。きっと、彼らは出会いや楽しい会話、触れ合い、助け合いを大切にし続け、多くの人と強い絆で結ばれているからだ。そして、私もまた、彼らのおかげで心が浄化されたと実感している。今回のステイで、私は社会的ネットワークの重要性を再認識することができたと同時に、それを、日本では蔑ろにしてきた事に気がつくことができた。

 これからは、社会的ネットワークを大切にしていくと同時に、日本だけでなく外国でもネットワークが築けるよう、語学習得はもちろん、コイツおもしろい!と思ってもらえるような魅力的な人間になれるよう努力します!
 最後にライオンズクラブの皆様、このような素晴らしい機会を与えて下さって本当にありがとうございました!将来は、皆様のように、若い人々に多くのチャンスを与えられる、素晴らしい大人になれるよう、頑張ります!!

幸泉百合子
派遣国:デンマーク 派遣国:デンマーク